秋冬美白応援団

紫外線が少ないからと油断してない?秋冬の美白ケアこそシミ予防のポイント

紫外線が少ないからと油断してない?秋冬の美白ケアこそシミ予防のポイント

秋冬美白について、日本形成外科学会認定専門医の草野貴子先生と、資生堂『HAKU』ブランドマネージャーの佐藤さんにお話を伺いました。

シミの原因は紫外線だけじゃない! 乾燥がシミを招く理由とは

佐藤さん:一般的に秋冬の美白の悩みは、肌のくすみや透明感のなさが挙げられることが多いですよね。一方、シミについては、紫外線が主な原因と認識されているため、「紫外線が弱くなる秋冬のシミのケアはそれほど気にしなくていい」と多くの方が思っていらっしゃいます。

草野先生:そうですね。クリニックに来院される患者さまの中でも、美意識の高い方は365日シミ対策をなさっていますが、一般的には紫外線量が増える春夏に美白を意識する、という方が多いですね。

佐藤さん:しかし今回、シミ悪化の原因が「乾燥」にもあり、肌の乾燥を放っておくと紫外線量が減少する秋冬でもシミが悪化する恐れがあることが研究でわかりました。

草野先生:これは医学的な観点から考えても納得のいく知見です。傷口を乾燥させると、跡が残りやすいというのはご存知ですか? 傷は浸出液を残したまま湿潤環境を保つときれいに治ると言われているのですが、乾燥させると傷跡は色素沈着しやすくなり、キレイに治りません。

草野貴子さん

乾燥によるシミ悪化リスクの高まりは誰の肌にも起こりうる現象!

草野先生:今回、シミ悪化の原因が「乾燥」にもあるということがわかりましたが、実はクリニックに来院される患者さまで一番多い悩みがシミなんです。

佐藤さん:資生堂の調査によると、シミを気にして美白ケアをしている方の4割が秋冬にケアをやめてしまうのです。実際にシミができてしまってお悩みの患者さまに、草野先生のクリニックではどのような治療を行っているのですか?

草野先生:基本的にはIPLという光を照射するフォトフェイシャルで治療しています。ただ、光に過敏な方などには対応できないので、その場合はレーザートーニングや外用薬でターンオーバーを上げていきます。

佐藤さん:肌を美しく保つには普段のケアが重要ですが、クリニックの治療でも、普段のケアをきちんと行っている人とそうでない人では、効果や持続する期間に差があるのでしょうか。

草野先生:ありますね。フォトフェイシャルやレーザーというと1回ですべてなくなるというイメージを持っていらっしゃる人がいますが、1回だけの治療ではあまり意味がありません。ですので、1年に1回の治療よりも、美白美容液などを使って普段の美白ケアを充実させることを患者さまにもお伝えしています。また、治療後の化粧品などでのケアは効果の持続に大きく影響します。

佐藤さん:クリニックの治療を受ければ、日頃のお手入れは軽めでいいのかなと思いがちですが、そうではなくて、美容医療と化粧品は併用するのがベストなんですね。

草野先生:その通りです。また当院では、以前より通年美白が大切だと提唱しています。「秋冬にこそしっかりした美白&保湿ケアが必要」という意識を持っていただく良いタイミングだと思います。

HAKUブランドマネージャー 佐藤小百里さん

今こそ美白の意識改革を行うベストタイミング

佐藤さん:「美しい白い肌」の基準は時代によって変化していると思います。草野先生が考える美白の定義を教えていただけますか。

草野先生:ひと昔前は陶器のような真っ白い肌が求められていました。でも、最近では、透明感があり、キメが細かく、血色がいい、健康的な白さが求められるようになっていますね。

佐藤さん:まさに草野先生の肌は美白肌ですよね。どんなケアをされているんですか?

草野先生:保湿ケアとUVケア、美白ケアを重視しています。保湿は特に、正しいクレンジングを意識していますね。保湿に最も効果的なのは自分の皮脂ですから、汚れはしっかりオフしつつ、皮脂を落としすぎないクレンジングを選んでいます。

それから、UVケアと美白ケアは、一年通して行っています。まず、長時間紫外線に当たらないようにし、当たってしまったらすぐケアをします。サプリメントで代謝を上げたり、冷やしたシートマスクで乾燥と炎症を抑えたりしています。

佐藤さん:紫外線を浴びてからメラニンが定着するまでには3日程かかりますから、その間に集中的に美白ケアをするのはいいことですよね。普段は、どんな美白化粧品をお使いですか?

草野先生:美白研究は年々進んでいて、10年前と比べると大きく違ってきていますよね。毎年より良い美白化粧品が増えてきてますので、美白ケアやUVケアに関してはできるだけ新しいものを取り入れるようにしています。テクスチャーの良さも重視していますね。

佐藤さん:より良い化粧品が続々出ていますよね。

草野先生:さらに美しくなるために、スキンケアも日々進化していくべきだと思います。
美白の他に気になる悩みがあるなら、アイテムで使い分けるのもいいですよね。美白はローション、たるみやリフトアップは美容液、あるいはその逆でもいいと思います。それから、美白美容液はひと夏かけて1本しか使わないというのではなく、適量をたっぷりと使うのがポイントです!

佐藤さん:正しい方法、正しい使用量で、継続してケアしていくことが大事ですよね。シミができてから、「さあ、大変!」と慌てるのではなく、そうなる前に今日から通年美白を始めてみましょう。

草野先生対談

草野貴子

医師。松倉HEBE DAIKANYAMA 院長。日本形成外科学会認定専門医。帝京大学医学部卒業。京都大学付属病院など大学病院を経て、都内美容外科クリニック院長などを歴任。
日本形成外科学会認定専門医の知識を活かし、正しい美容医療を行う。2012年1月より現職。
松倉HEBE DAIKANYAMA :http://www.hebe.co.jp/

佐藤小百里

HAKUブランドマネージャー。
エリクシール、アクアレーベル他、資生堂を代表する数々のスキンケア開発・プロデュースに約20年にわたり関わる美肌ケアのスペシャリスト。2016年1月より現職。


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