エコの作法

まるでワタアメみたいにフワフワ♪ 天然氷の本場、日光で味わうかき氷

まるでワタアメみたいにフワフワ♪ 天然氷の本場、日光で味わうかき氷

日ざしもだんだん強くなり、冷たいものがおいしい季節の到来ですね。夏の風物詩といえば、やっぱり、かき氷! 特にここ数年、「天然氷のかき氷」は大人気ですね。 お店の行列に並んだことがある、という方も多いのでは?
実は、天然氷を製造する「氷室」は、いまは全国に5軒ほどしかなく、そのうちの3軒が栃木県の日光にあるそうです。日光連山から湧き出るおいしい岩清水を、冬の厳しい寒さの中で、昔ながらの製法で手間ひまかけて凍らせた天然氷は、日光の伝統文化のひとつ。その天然氷を削ったかき氷なんて、想像するだけでおいしそうですよね!

日光には、天然氷のかき氷を食べられるお店が何軒かありますが、日光の3軒の氷室のひとつ「四代目徳次郎」の天然氷を使っているのが、「Café Owl(カフェ アウル)」。

薄く削られた天然氷は、まるでワタアメのようなふんわりと柔らかな食感。フワッ、トロッと口の中に消えていきます。今までに食べてきたかき氷とまるで違う味わい! 氷を食べた時にありがちな「キーン」とくる冷たさを感じないんです。ゆっくり作られる氷の純度と粘度の高さのせいなのだとか。
一番人気は、なんといっても「日光産・完熟とちおとめシロップ」。いちご果肉がたっぷり、甘酸っぱい香りもたまりません。このフワフワ氷といちごのハーモニー、やみつきになってしまいそう。ほかにも地元産のブルーベリーやゆず味もありますよ。

日光の天然氷は、十分な厚さ(15cmくらいだそう)になるまで約2週間をかけてゆっくりと作られるので、溶けるのもゆっくりなのだとか。ミネラルが多い水質なので、甘さを感じるのだそうです。自然の寒さで凍らせた氷を切り出し(この作業がたいへん!)、日光杉のおがくずをかけて保存するそうですが、日光杉でないときれいな氷にならないとか。すべて手作業の工程は、数百年前と変わっていません。天然氷は、日光の豊かな自然と人との関わりから生まれる、いわば究極のスローフードなんですね。

実は、かき氷は、平安時代の貴族も食べていたんですって。清少納言の枕草子に「けつりひ=削り氷」という言葉が出てきます。「あまづら」という樹液の蜜をかけて食べていたそう。冷蔵庫がない時代、氷は贅沢なものだったのでしょうね。

Café Owlのかき氷は5月から10月までの限定販売です。ぜひ、おいしい天然氷を味わいに、本場の日光へ足を運びませんか?

チロリン村 Café Owl

栃木県日光市所野1535  Tel : 0288-54-3355
(営)10:00~16:00  (休)火曜日(その他 臨時休業あり)、冬期休業:11月上旬~4月下旬

BS朝日 エコの作法 毎週金曜よる10:00~10:54 放送中!

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5月9日(金)「世界遺産・日光」

神仏習合の一大霊場として栄えた世界文化遺産・日光。徳川家康が自らの埋葬場所として指定した理由、そして「平成の大修理」が進む陽明門の建築の謎。知られざる日光の秘密を自然と人間との関わりから描きます!

和菓子

5月16日(金)「和菓子」

茶の湯の文化とともに発展してきた和菓子。色や形は細やかな季節感を表現し、自然由来の優しい甘さは、私たちを和やかな気持ちにさせてくれます。伝統の京菓子から今話題の新感覚和菓子、金平糖の角の生まれる神秘まで、和菓子の世界にエコの作法を探ります。

※番組の内容は予告なく変更される場合があります

エアリーライム

ライター
エアリーライム

和の文化や暮し、手仕事に関わるコンテンツを発信する編集プロダクション。取材の中で出会った「和の手仕事」を世界に伝える、電子書籍のプロジェクト『Japanese Slow Craft』を展開中。

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