エコの作法

日本一のホップの里・遠野で楽しむ おいしい地ビール&ノスタルジックな旅

日本一のホップの里・遠野で楽しむ おいしい地ビール&ノスタルジックな旅

暑い夏は、おいしいビールが飲みたくなりますね! おいしいビールづくりに欠かせない「ホップ」は、ビールの味や香りを左右する大事な原材料のひとつ。
そのホップを日本で一番多く生産しているのは、どこだかご存知ですか?

それは岩手県の遠野市。遠野は、花巻市と釜石市を結ぶJR釜石線のちょうど中央あたりに位置するエリアです。豊かな自然と冷涼な気候が、ホップ作りに適しているのだそう。

その遠野のホップを使った地ビール・遠野麦酒の「ZUMONA」ビールがおいしいと話題です。

地元の日本酒の老舗酒造・上閉伊(かみへい)酒造が、約200年続いた酒蔵の伝統と、日本酒を醸造技術を伝える職人集団「南部杜氏(なんぶとうじ)」の技術を活かしてつくるビール。まだ20代の若手醸造士が手がけているそうです。遠野産のホップのおいしさを最大限に活かしたフレッシュな味わいは、コクがありさわやか。ゴールデンピルスナーとバイツェンの2種があります。

ちなみに「ZUMONA=ズモナ」とは、遠野の方言。遠野では昔話をするときに、「昔々、あったずもな(昔、こんな話があったそうな)」という言葉から始まることが多いそう。
ご存知の方も多いかもしれませんが、遠野といえば民話の故郷。カッパ伝説や座敷わらしなどが有名です。日本民俗学の父といわれる、柳田國男が書いた『遠野物語』の舞台でもあります。「ZUMONA」は、そんな遠野のビールにぴったりのネーミングだったのですね。

遠野は派手な観光地ではありませんが、美しい山々に囲まれた、懐かしい風景に出会える人気のエリア。一度訪れるとやみつきになるリピーターも多いのだそう。

写真上は『遠野物語』にも登場するカッパ淵。かつてカッパが多く住み、人間を驚かしたという伝説が残るスポットです。美しく涼しげな水面を眺めていると、ひょっこりカッパが現れてくるような気になってくるから不思議。

また、こんな昔話に出てきそうな風景も。農作業で使われていた水車小屋です。今はもうほとんど使われてはいませんが、牧歌的な遠野の風景のシンボルの1つとして大切に保存されています。

ちなみに、遠野を走るJR釜石線では、蒸気機関車「SL銀河」が運行されています。写真は遠野の名所で、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のモチーフにもなった「めがね橋」を走るSL銀河。夜はライトアップされ、さらに幻想的な風景です。
この夏、まだどこにも出かけていないという方、遠野で昔話の懐かしい世界を楽しみながら、おいしいビールを一杯、なんていかがでしょう?

遠野市観光協会

岩手県遠野市新穀町5番8号 TEL:0198-62-1333
公式サイト「遠野時間」 http://www.tonojikan.jp/

BS朝日 エコの作法 毎週金曜よる10:00~10:54 放送中!

番組ホームページへ

8月15日(金)遠野物語

岩手県の遠野。日本民俗学の巨匠・柳田國男が書いた「遠野物語」に記された、河童や座敷童子などの「妖怪」の姿を探しに旅に出ます。

8月22日(金)富士山

世界文化遺産に登録された富士山。日本の文化、信仰、自然の源であり、シンボルである富士山の魅力、古の昔から山岳、山麓で育まれて来た日本の伝統をエコの視点で掘り下げます。

※番組の内容は予告なく変更される場合があります

エアリーライム

ライター
エアリーライム

和の文化や暮し、手仕事に関わるコンテンツを発信する編集プロダクション。取材の中で出会った「和の手仕事」を世界に伝える、電子書籍のプロジェクト『Japanese Slow Craft』を展開中。

photo:thinkstock

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