エコの作法

ポップでカワイイ♪有松鳴海絞りのニューフェイス「まり木綿」

ポップでカワイイ♪有松鳴海絞りのニューフェイス「まり木綿」

江戸時代から400年以上もの歴史をもつ絞り染め「有松鳴海絞り」は、名古屋の有松地区の伝統工芸。代表的な染めは、藍染めで、手ぬぐいや浴衣などが人気なのだとか。いつまでも残したい、すばらしい伝統と技術を伝えるために、有松鳴海絞りでは、新しいチャレンジや取り組みをしているんです!

photo:旧東海道沿いの有松の古い町並みと、代表的な藍の絞り染め

その伝統的な有松鳴海絞りの世界に、ポップな色彩で新しい絞りを提案し、新風を吹き込んでいるのが「まり木綿」。2011年3月大学を卒業したばかりという、伊藤木綿(ゆう)さんと、村口実梨(まり)さん、若い女性2人のユニット。名古屋芸術大学の同級生だった2人は、学校の授業で有松鳴海絞りに出会ったそうです。
「最初の印象は、私たち世代には渋いな、という感じ。もっとカラフルな色で作ってみてもいいんじゃないかと思って...」課題で制作した作品が評価され、どんどん絞り染めの世界に引き込まれていきます。京都のテキスタイルブランド「SOU・SOU」と地元の染め工場「久野染工場」の協力のもと、大学卒業後に自分たちのブランド「まり木綿」を立ち上げました。

photo:制作中の村口実梨さん(左)と、伊藤木綿さん(右)

「若い世代が日常生活に取り入れやすいアイテム」をコンセプトに、ギャラリーショップも開設。手ぬぐいやハンカチ、地下足袋などを中心とした品揃え。「伝統工芸を身近に感じてもらえたらうれしいですね。毎日使ってもらってこそ、価値があると思うんです」と、伊藤さん。お2人は工場での制作とショップを交代で切り盛りしながら、新しいデザインやアイテムの開発に取り組んでいます。

写真上が「まり木綿」の手ぬぐい。キュートな色とデザインに、釘付けですよね♪ このデザイン、「板締め」という伝統的な技法で作られているそう。左は「水まんじゅう(花)」、右は「亀のおさんぽ」という柄名がついています。生地は肌触りのよい伊勢木綿を使用しています。

お次は、見ているだけでワクワクしてくるような色彩。この柄は秋海棠(しゅかいどう)という花がモチーフになっています。プリントとは違うので、同じ染め方でも、ひとつひとつ仕上がりや味わいが違う。それも絞り染めの大きな魅力です。
手ぬぐい 各1,404円(税込)

もうひとつの人気商品、地下足袋です。なんてカワイイ~! 派手に見えるようで、履いてみると意外となじみやすく、着こなしのポイントになりそう。シンプルなワンピースなんかにあわせたいですね♪ 海外の方へのお土産にもオススメ! 折り曲げて、スニーカー感覚で足元で遊んでみても(写真右)。

地元に根ざしながら、伝統プラス、自分たちのセンスを大切にして、モノ作りをしている2人。「まり木綿」のカラフルでポップな世界はどんどん進化中! 名古屋方面に行ったら、有松の歴史ある町並みを楽しみながら、ぜひショップものぞいてみてくださいね。

まり木綿

愛知県名古屋市緑区有松1901
TEL:052-693-9030
営業時間/10:00~18:00 定休日/火・水曜
http://www.marimomen.com/

BS朝日 エコの作法 毎週金曜よる10:00~10:54 放送中!

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10月3日(金)温故創新 日本の美を未来に繋ぐ人

「日本に息づく自然への想い」が生んだ「美の心」。これまで、「エコの作法」が見つめて来たのはそんな「美の心」を未来に繋ぐ人々。
今回の特別編では、特に、日本の新しい伝統を創っていく若い世代の人々に注目し、温故知新~故きを温ね新しきを知り、さらに、新しい伝統を創る...。そんな「温故創新」を目指す若き美の継承者たちの物語から美しい未来へのヒントを探ります。

※番組の内容は予告なく変更される場合があります

エアリーライム

ライター
エアリーライム

和の文化や暮し、手仕事に関わるコンテンツを発信する編集プロダクション。取材の中で出会った「和の手仕事」を世界に伝える、電子書籍のプロジェクト『Japanese Slow Craft』を展開中。

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