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ワインの味はグラスで変わる!?ワインを2倍楽しむ方法

ワインの味はグラスで変わる!?ワインを2倍楽しむ方法

家でワインを飲む時、せっかくだからワイングラスにもこだわりたい! でも、どのグラスを買えばいいのかわからない、という人も多いのでは? 実は、ワインに合わせてグラスを選ぶことで、味や香りは変わるんです。グラスの相性が悪いと、ワインの魅力は半減してしまうかも!? 今回は、ワイングラスブランド、リーデル・ジャパンの庄司大輔さんに、正しいワイングラスの選び方をお伺いしました。

Q)ワイングラスを買いたいけれど、いろいろありすぎてどれを買えばいいのかわかりません。自分が飲みたいワインに合ったグラスの選び方を教えてください。

A)赤ワインは大きめ、白ワインは小さめのグラスを選びましょう。

実は、グラスを変えるだけで、ワインの味や香りはより一層引き立つんです。基本として、香りが豊かな赤ワインは大きめのグラス、冷やして飲むため香りが出にくい白ワインは、やや小さめのグラスがオススメです。理想は、ワインの香りとコクに合わせて、赤ワイン2種類、白ワイン2種類、計4種類のグラスをそろえること(写真)。こうすることで、かなりの数のワインを楽しめるようになるはずです。

A 白ワイン すっきりした香り。酸味豊かな味わい
B 白ワイン 複雑な香り。濃厚でこってりした味わい
C 赤ワイン(ミディアムボディ) フレッシュでこくの少ないライトボディーと、フルボディーとの中間
D 赤ワイン(フルボディ) 豊かな渋みでこくのあるもの
※ボディ=ワインの「こく」のこと

基本のワイングラスは「卵型」

でも、いくつもワイングラスを揃えるなんて大変...。そんな時は、まず「卵型」のワイングラスから揃えましょう。卵型グラスの特徴は、飲み口がすぼまっているところ。これによって、香りがグラスの中に閉じ込められ、ワインの香りを存分に楽しむことができるんです! 一方、飲み口が広がった「ラッパ型」のグラスだと、せっかくのワインの香りが逃げることに...。

渋く感じる原因はグラスにあった!

「渋いから赤ワインは苦手...」という人は多いはず。しかし、実は飲み方によって、実際の味以上に渋く感じられていることも。ワインを口に含んだ時、液体は舌の上を流れていきますよね。この「舌の上でのワインの流れ方」は、ワインを味わう上でとても重要なんです。

卵型のグラスならバランスのとれた味に!

口の広いラッパ型のグラスはすぼまりがほとんどなく、少し傾けるとワインがこぼれてしまいます。それを防ぐため、ワインを飲む時に顔が下向きになりがち。そうすると、ワインが舌の上で広がってしまい、舌の両サイドからこぼれ落ちて舌の裏側や歯茎の方へと流れ込みます。そうすると、同じワインでも必要以上に渋く感じられてしまうんです。

そこでおすすめなのが、「卵型」のグラス。すぼまった形のグラスがワインをキープするので、ほぼ90度グラスを傾けないとワインが出てきません。そうすると自然と顔が持ち上がり、舌先が上がることに。そこへ流れてくるワインは、舌の上に広がることなくストレートにのどの奥へと消えていきます。こうすることで、渋く感じることはなく、さわやかな酸味とほろ苦さのバランスがとれた味が楽しめるんです。

グラスに注ぐ量でワインの味が変わる!?

ワインの香りを楽しむためには、注ぐ量もポイントに。赤ワインの場合、卵型のグラスの横幅が1番太いところから1~2センチ下、白ワイングラスの場合は、同じく5ミリ~1センチくらい下が目安。これは、グラスの1~2割ほどの量に当たり、残りの約8~9割の空間で香りを閉じ込めることになります。これにより、一層味の余韻を楽しむことができるというわけです。

 

飲みきれなかったワインをおいしく保存する方法

ボトルワインを飲み残した時、ビンのコルクを閉じてそのまま保存していませんか? これでは、ワインの香りや味がすぐに劣化してしまいます。飲み残したワインは、きゅっとひねっただけで開けられる金属のふた(スクリューキャップ)のハーフボトルに入れ替えましょう。こうすることで、1週間は良い状態で保管できます。瓶のサイズは、ワインを注ぐといっぱいになるくらいが目安。瓶が小さいと、空気が入る部分がほとんどなくなり、ワインの酸化を防ぐことができるんです。ハーフのワインボトルのほか、清涼飲料水の小さな瓶も意外と重宝します。

今回お話してくれたのは...

リーデル・ジャパン 庄司 大輔さん

98年(社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ呼称資格取得。99年にボルドー地方サンテミリオンの「シャトー・トロットヴィエイユ」で学ぶ。2000年、リーデル・ジャパンに入社し、日本人初の「リーデル社認定グラス・エデュケイター」 に。リーデルグラスとワインの深いつながりやその機能を、グラス・テイスティングを通して広く伝えている。

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