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毛穴の黒ずみの正体はうぶ毛と影!?資生堂研究員が解く毛穴問題

毛穴の黒ずみの正体はうぶ毛と影!?資生堂研究員が解く毛穴問題

いよいよ本格的な夏が到来! しっかりメイクで家を出たはずなのに、ふと気付くと鼻の黒ずみが...と女子たちが悩む季節がやってきました。毛穴の黒ずみに関する情報はたくさんありすぎて、最適なケア方法がわからなかったりしていませんか? そんな悩める女子のために、今回は毛穴と向き合い15年という資生堂研究所主任研究員の飯田年以さんから、黒ずみの原因について教えていただきました。

毛穴が黒く見える原因=汚れ...じゃない!

毛穴の黒ずみ原因として、一般的によく挙げられているのはこの3つ。

過剰な皮脂分泌に付着した汚れ
お手入れ不足による毛穴の汚れ
角栓

でも、飯田研究員によると、①と②の「汚れ」については毎日洗顔している女子の肌ではあまり見られないとのこと。③の「角栓」についても、角栓そのものは白に近い色なので、それだけでは黒ずみの原因にはならないんだそうです。ほかにもよく言われている「皮脂の酸化」は完全なる誤解。「メラニン」という説については、皮脂に含まれる成分が毛穴に軽い炎症状態を起こすとわかっているものの、それが黒ずみの原因になるかは実証されていないのだそうです。

鼻の黒ずみ毛穴の最大の敵は...角栓に潜むうぶ毛!!

では、この毛穴を黒く見せているのはいったい何なの!? 飯田研究員にうかがうと、思いがけない答えが返ってきました。鼻の黒ずみの正体は、「うぶ毛」だというのです!! そもそも黄色人種の私たちの場合、白っぽい肌に黒い毛が生えているので、毛穴が黒く見えがち。かといって、うぶ毛を全部抜いてしまえばいいじゃない! というわけにはいかないし、そもそも女性の毛はそんなに太くないので、そこまでうぶ毛を気にする必要はありません。

でもその「うぶ毛」が「角栓」に詰まると問題が発生! 実際に私たちの肌で、どんなことが起こっているかというと...。

角栓の誕生

 毛穴の奥から出てきた皮脂と、肌の角層が剥がれ落ちたものが混ざって、角栓を形成。
 ⇒形成された角栓は毛穴の奥から蓄積していきます。

うぶ毛のターンオーバー

 一定期間でターンオーバーしたうぶ毛が抜け落ちる。
 ⇒うぶ毛は毛穴の奥の方から生えてきます。角栓が詰まっていない状況なら、抜けてもそのまま外に出ていくのですが...。

角栓にうぶ毛が詰まる

 角栓がフタになって行き場を失ったうぶ毛が、角栓の中に詰まって黒くなる。
 ⇒毛穴から複数のうぶ毛が同時に生えてくることもあり、数本のうぶ毛が角栓に詰まってしまうことも!!

角栓が成長して毛穴が開く

 皮脂やはがれた角層、新たに生えてきたうぶ毛が詰まったりして、角栓が成長して毛穴が広がる。
 ⇒黒ずみが目立ってくる!

つまり、うぶ毛のせいで白っぽいはずの角栓が黒くなり、毛穴が黒ずんで見えてしまうのです。ちなみに、角栓を作る皮脂の分泌は、基本的には冬より夏の方が多いと言われていますが...エアコンなど温度管理された部屋で一日の大半を過ごす現代社会、外気温に関わらず一年を通して角栓のケアをすることが必要になってきます。

小鼻・眉毛の間・あごは、毛穴にうぶ毛×角栓の黒ずみが発生しやすいので要注意。

頬の毛穴の黒ずみの原因は...影!!

頬の毛穴の黒ずみの場合は、原因が違ってきます。角栓がたまりにくい頬の毛穴を黒く見せている一番大きな要因は、光が顔に当たってできる「影」。実際に毛穴自体が黒いわけではないんです!! 毛穴が開いてしまう原因は、「皮脂分泌の活発化」と「肌のたるみ」。一度生まれてしまった影を完全に消すのは難しいので、毛穴の開きを抑える&防ぐために日々ケアしていくことが重要です。

ツルツル毛穴になるためのケア方法は?

<小鼻などの角栓対策>

  • 毎日のクレンジングや洗顔を丁寧に行うのが基本!
  • 特に脂っぽい=角栓ができやすい小鼻やあご先は指先で丁寧に洗い、すすぎ残しがないように洗い流しましょう。
  • 週末などはスペシャルケアとして、クレイタイプやスクラブの入った洗顔料を使ったり、角栓を溶かしだす効果のある除去製品や、除去マスク/パックを使うと◎。

毛穴に詰まった皮脂や汚れを無理に押し出すとかえって肌を傷つける原因になるので、絶対にやめて! 毛穴のお手入れの後は、収れん化粧水で肌を引き締めましょう。

<頬などの毛穴の「影」対策>

  • 日常的に毛穴を引き締める効果がある収れん化粧水や、毛穴用の美容液を使いましょう。
  • 皮脂の詰まりを除去した後も、収れん化粧水や美容液を忘れずに。

特に夏は皮脂が気になって洗顔に力が入りがちですが、過度な洗顔が刺激になって皮脂分泌を増加させることもあるので気を付けて。

「毎日丁寧に、でもやりすぎは禁物」、が毛穴ケアの合言葉。正しくケアして、夏の日差しを跳ね返すピカピカな肌を手に入れちゃいましょう!

photo:Shutterstock
●当記事の情報は、ご自身の責任においてご利用下さい。

資生堂研究員

資生堂研究員

研究員

資生堂の研究開発は1916年に始まり、品質と安全を最優先に、最新の皮膚科学と処方開発技術に基づいて開発を実現してきた。世界中の化粧品開発者が目標にする研究発表会「IFSCC」では、世界最多の受賞。
http://www.shiseidogroup.jp/rd/

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