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【医者直伝】「うがい」にまつわるウソ・ホント。◯×クイズでチェック!

【医者直伝】「うがい」にまつわるウソ・ホント。◯×クイズでチェック!

空気が乾燥して風邪が流行り出す季節になりましたね。風邪予防と言えば、まず「うがい」を連想しますが、あなたのその「うがい」の常識、間違っているかも!? そこで今回は、総合診察医で感染症コンサルタントの岸田直樹先生にうがいの正しいやり方や効果について教えていただきました! さっそく「うがい」の知識が合っているかどうか、◯×クイズ形式でチェックしてみましょう!

クイズ① うがいをする時は必ず「うがい薬」を使ったほうがいい?

正解:×。水だけでOK!

「水でうがいをするだけでも充分です。ヨード液を使った市販のうがい薬は殺菌能力が高く、悪い菌だけでなく良い菌も死滅させてしまう場合があります。口の中はもともと無菌環境ではないので、口腔内の細菌のバランスを崩してしまい、逆に新たな菌やウイルスの侵入を許してしまうこともありますよ」(岸田先生)

口の中に爽快感を得られたり、気持ち的に安心できるなど偽薬効果を期待する場合は「うがい薬」も有効。ただし、刺激性の強いものは避け、コップ1杯の水を数回にわけて使うくらいで◎。

クイズ② 誰にも会わず、ずっと家にいたらうがいはしなくていい?

正解:◯。ウイルスがない状態ならする必要はありません。

「極端な話、一歩も外に出ず、ウイルスを持った人が家の中に入って来ない場合は、ウイルスに触れることがないので風邪を引くことはありません。外から帰った時、人混みに行った時、風邪症状のある人と接触した時にうがいをしましょう」(岸田先生)

うがいはウイルスがのどに定着しないように洗い流すためのもの。ウイルスが入り込む可能性がなければ特にうがいをする必要はないそうです。

クイズ③ のどの違和感、何度もうがいをすれば治る?

正解:×。ウイルスが原因ではない可能性も。

「特に女性がなりやすい『咽頭違和感症』という、のどに違和感が起こる病気があります。炎症などが原因の場合もありますが、精神的なストレスでなることも多いです。ストレスからのどがイガイガしたように感じ、それを解消しようとうがいを繰り返し、うがいのしすぎでまたのどに違和感が残るという悪循環に陥ることがあるので、自分で判断せず、お医者さんに診てもらいましょう」(岸田先生)

のどに違和感があっても、風邪ではない場合もあるということですね。風邪を引いてからうがいをしてもあまり意味はないそうなので、予防としてのうがいを徹底しましょう。

クイズ④ うがいを徹底していれば風邪は引かない? 

正解:×。もちろん、それだけでは充分ではありません。

「ウイルスはのどだけではなく、目や鼻からも侵入するので、うがいだけでは充分な予防とは言えません。飛沫感染の可能性もあるので、人混みではマスクをすることも有効です。また、ウイルスのついた手で目や鼻を触らないことも重要なので、洗っていない手で顔を触らない習慣を身につけましょう。帰ったら手洗いはマスト。風邪予防で一番効果があるのは、実は手洗いだと言われています」(岸田先生)

ウイルスには、アルコール消毒も有効です。いつでも手を洗える環境があるとは限らないので、携帯用のアルコールジェルなどを持ち歩いて、食事前に使うようにするといいですね。うがいに加えて手洗いも、しっかりしていきましょう。

いかがでしたか? 適切に行えば風邪の予防に有効であるうがい。うがいの思い込みを見直して、風邪にかかりにくい習慣を作ってゆきましょう。

今回お話を伺ったのは...
岸田直樹 先生 
北海道薬科大学客員教授(薬学臨床推論)/総合診療医/感染症コンサルタント。一般社団法人 Sapporo Medical Academy(SMA)代表理事。総合内科をベースに感染症のスペシャリティーを生かして活動中。著書に「総合診療医が教える よくある気になるその症状 レッドフラッグサインを見逃すな!」(じほう)などがある。

photo:shutterstock
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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