トレンド・ライフスタイル

月と土星のマリアージュ<土星食>!今、ここにいる幸せを味わって

月と土星のマリアージュ<土星食>!今、ここにいる幸せを味わって

9月28日(日)、沖縄の一部をのぞく日本全国で「土星食」が起こります! 「食」とは、ある天体が、その背後にいる他の天体を隠してしまう現象のこと。28日の土星食では、月が土星の前を通り過ぎることで、土星が隠されます。

土星は、新月を過ぎた細い月の暗い側(光っていない部分)から入り(潜入)、しばらくすると月の明るい側から現れます(出現)。 空に吸い込まれるようにして姿を消した土星が、まるで月から産まれてくるような様子は、とても神秘的。しかし......今回は昼間に食が起きるため、残念ながら肉眼で見ることはできません。もしも、しまいこんだままの望遠鏡があれば、今回こそ出番です! 南の空に月を探してレンズを向けてみましょう。主な場所での潜入・出現の開始時刻は次の通りです。

■札幌:潜入開始 12時14分50秒/出現開始 13時36分46秒
■東京:潜入開始 12時11分49秒/出現開始 13時33分09秒
■福岡:潜入開始 12時04分24秒/出現開始 13時09分06秒
(国立天文台のホームページより)

望遠鏡を持っていない人は、夕方に土星食の名残を楽しむことができます! 食を終えた土星が、月に接近している状態で見られるのです。まずは西の夕空に月を見つけてください。すぐそばで、ぽつんと輝いているのが土星です。弓形に輝く月が、星のピアスをしているみたい! その愛らしい光景を目にしたら、誰もが笑顔になってしまうはず。

日食や月食を含め、「食」という現象そのものは、そんなに珍しいことではありません。国立天文台によれば、今年は地球全体で土星食が11回も起こるのだそう。けれど、日本で観察できるのは、なんと今回の一度きり! なんだか、このタイミングで日本に生きていることがとても奇跡的なことだと思えてきます。そんな星との巡り合わせに感謝しながら、月と土星のマリアージュを楽しみましょう。

photo:thinkstock
●当記事の情報は、ご自身の責任においてご利用ください。

景山えりか

景山えりか

暦文化研究家

旧暦や月の文化に造詣が深く、暦を介して星や月と親しむ生活を自ら実践。暮らしに役立つ暦の知識と、おいしいティーのいれ方やブレンドのコツが学べる「星のティーセラピー(R)レッスン倶楽部」を主宰し、各地で講座を開催。執筆活動と講座を通して、暦に親しみながら星空とお茶を楽しむライフスタイルを提案している。著書に『自然とつながる暮らしかた 空の向こうは私のうちがわ』(講談社)。景山えりか オフィシャルサイト Facebook

この記事を気にいったらいいね!しよう
Beauty & Co.の最新の話題をお届けします。